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長岡いえまる

2013/08/31

まるい仕事



ようやく暑かった8月も終わりですね。

稲刈りもそろそろの時期を迎え、秋を感じさせます。

工場では最近、特殊なご依頼をいただくことが
増えています。

たまには、本業であるモノづくりのお話を少し…




当社の仕事は到着した丸太を受け取るところから。



フォークリフトで降ろすこともありますが、
運転手さんがトラックについてる機械で降ろすことも。

今回の丸太は、傷つけないように一本ずつ丁寧に
降ろします。


こちらの直径50cmほどの杉丸太は、
まん丸に削られて大柱になります。
道の駅の工事で使われる材料です。


丸く削るためには丸太の中心を出す必要があり、
まず、八角に挽き落とします。
(製材することを挽くといいます)



左側がちょうど製材している丸太。
右は挽き終えた材料です。

中央の緑色の逆さまJ型のカバーがしてあるモノが
製材機です。向こう側には製材士がちょっと見えます。
全周6mほどある帯状の鋸が回転して製材します。

丸太がレールの上を走る台車に乗って
回転する鋸を通過しながら挽き落とされます。

動画にする気づかいが足りませんでした…(反省)


八角に製材された丸太がこちら。


一部、角や端部に皮が残ってますが、
この後、丸く削り落されます。

元々寸法が決まってない自然素材なので、
最初の作業の丁寧さが後々に影響します。

ギリギリを狙った製材は製材士の腕の見せ所!!


続いて、丸く削る旋盤の機械にセットします。

回転する機械にセットするのですが、
写真はセット前の調整中の風景。
気合いが入ってますね。



で、出来上がりがこちら。



節のほとんどない齢級の高い(年数経った)木なので壮観です。

まるいものをまるくする仕事…

なんで?と思う方もいるかもですが、
建築的には自然木の寸法の不定な材料と
一定の寸法に加工された材料では大違いなんです。
見栄えも違いがありますね。

 出来上がりが楽しみです。


もちろん、自然木のままの建築も魅力的ですね。
(施工的に難易度は上がりますが…)

見栄えも変わりますのでその辺は
建物の用途やデザインとの兼ね合いですね。


自然木のまま使われる時は水圧で皮むきしたりもします。


ジャパネットたかたさん高圧洗浄機でもおなじみの
ケルヒャーですが、業務用のでっかいヤツです。
皮をむくのも強弱の調整で相当のコツというか技が必要。

うまくむくとこんな感じ。


艶々してますね。
自然木なんでちょっと曲がってますね。

磨き丸太などとも呼ばれ、細いものは
住宅の床柱(とこばしら)などにも使われます。
床柱は曲がってたら商品になりませんけど。



下は自然木を水圧じゃなく、大工さんが機械で皮むきした後、
墨付けして加工したところ。

皮むきも加工も相当の手間がかかってます。

決まったサイズじゃないのに部材の取り合い位置で
刻む加工は、まさに神技!!




 こちらは交流施設の梁(屋根を支える材料)に
なりました。

普段はカドのある四角いものに囲まれてますが、
まるい仕事もやりがいあります。

ご依頼お待ちしております!!




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